記事一覧に戻る

クラーク留学の生活費|学費以外に月いくら必要か

クラーク留学の生活費|学費以外に月いくら必要か
Photo: Pancit Canton Media / Wikimedia Commons (CC0)

留学の見積書に書かれているのは、たいてい「学費+滞在費」までです。そこから先 — 週末に出かける、モールで昼を食べる、SIMにデータを足す、洗濯を出す — にかかるお金は、見積書には出てきません。そして帰国後に「思ったより使った」と感じる人の多くは、この見積書に載らない部分を数えていなかっただけです。

この記事では、フィリピン・クラークで学費以外に月いくら動くのかを、項目ごとに幅のある目安として並べます。はじめにお断りしておくと、以下の金額はあくまで範囲であり、学校・寮のプラン・シーズン・過ごし方によって大きく変わります。実際の条件は申し込み前に必ず学校または提携の留学エージェントへご確認ください。

食事は「寮の食事に何回頼るか」で決まる

多くの学校は、学費に食事が含まれるプランを用意しています。含まれている場合、支出が発生するのは外食した回数分だけです。ここが日本での生活と最も違う点で、「毎日の食費」という発想がそもそも当てはまりません。

外食の相場には、はっきりと段差があります。ローカルの食堂やフードコートで済ませる場合と、モールのレストランやカフェを使う場合とでは、1食あたり数倍の開きが出ます。週末だけ外食する人と、平日の夜もほぼ外で食べる人とでは、月の食費が桁ひとつ近く変わることも珍しくありません。

目安レンジ:月 ₱3,000〜12,000程度(外食の頻度と店の選び方で変動)

交通・通信・洗濯 — 固定費に近い3つ

この3つは、生活パターンが決まると毎月ほぼ同じ額に落ち着きます。

項目月の目安レンジ変動する要因
交通₱1,000〜4,000配車アプリを使う頻度、外出の回数
通信(SIM・データ)₱500〜1,500データ量、通話の有無
洗濯₱0〜1,500寮のサービスに含まれるかどうか

交通は、徒歩圏で完結する人ならほとんどかかりません。学校の立地によって前提が変わるため、寮から主要なモールや病院までの距離を、申し込み前に地図で見ておくと予測が立ちます。

通信は、プリペイドSIMにデータを都度チャージする形が一般的です。学生向けの短期パッケージが用意されていることも多く、日本の携帯料金の感覚からすると相当に安く収まります。

洗濯は、寮のサービスに含まれる学校もあれば、重量制で別料金の学校もあります。含まれるかどうかは学校ごとに異なりますので、見積もりの段階で確認してください。

週末の過ごし方が、月の総額をいちばん大きく動かす

平日は学校にいるので支出は安定します。振れ幅を作るのは週末です。

寮で休んで、近所のカフェに行って終わる週末なら、ほとんどお金は動きません。一方、遠出をする、ゴルフや小旅行に出る、といった過ごし方をすれば、1回で平日1週間分を超えることもあります。どちらが良い悪いではなく、自分がどちらの型かを先に決めておくと予算が立つということです。

目安レンジ:月 ₱2,000〜15,000程度(過ごし方によって大きく変動)

医療と、体調管理にかかるお金

数ヶ月の滞在では、風邪や胃腸の不調で一度は薬を買うことになります。市販薬は薬局で手に入りますし、常備薬を日本から持参すればここは抑えられます。

医療機関を受診した場合、海外旅行保険に加入していれば自己負担が大きく変わります。 学校によっては提携の医療機関があったり、校内で健康相談に対応している場合もありますが、その体制は学校ごとに異なりますので、必要な人は事前に確認してください。

目安レンジ:月 ₱500〜3,000程度(体調と受診の有無による)

月額とは別に、一度だけ出ていくお金がある

上の項目と混ぜて考えると予算がずれるのが、政府手続きの費用です。これらは毎月ではなく、申請や滞在期間に応じて発生します。

  • SSP(特別就学許可証):申請1回あたり ₱7,800
  • ACR I-Card:₱4,500(59日を超えて滞在する場合)
  • ビザ延長:1回あたり ₱3,000〜6,000程度(滞在が長いほど回数が増えます)

SSPは「一度払えば期間に関係なく有効」とは限らず、登録した就学期間に合わせて発給されることがあり、その場合はコース延長時に再申請となります。これらの金額や運用は時期・当局の取り扱いによって変わりますので、申し込み前に学校へ最新の条件をご確認ください。 また、学費に含まれているのか実費で別途なのかも学校によって違います。

結局、月にいくら見ておけばいいのか

上の項目を足すと、寮で過ごすことが多い人でおおむね ₱7,000〜15,000程度、外食と週末の外出が多い人で ₱20,000〜35,000程度というのが、ひとつの目安の幅になります。日本での同じ期間の生活費と比べると、多くの人にとって下回る水準です。

ただ、この数字を鵜呑みにしないでください。学費に何が含まれているかが学校によって違う以上、同じ「生活費」という言葉が指す範囲そのものが学校ごとに違います。 比較するときは金額ではなく、まず「この見積もりには何が入っていて、何が入っていないのか」をそろえてください。そこをそろえた瞬間に、安く見えた学校と高く見えた学校の順位が入れ替わることは、よくあります。

学費・寮費・航空券まで含めた総額の組み立てはクラーク留学の費用の内訳に、支出を無理なく削る考え方は留学費用を抑える3つの視点にまとめています。

なお、日本円での換算額は為替で動きます。滞在中はペソ建てで感覚を持っておくほうが、判断がぶれません。

CAESA加盟8校を見る / お問い合わせはこちら

8校を見る →