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英語の電話・オンライン会議|留学での準備法

英語の電話・オンライン会議|留学での準備法
Photo: Ralff Nestor Nacor / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

「対面の雑談ならなんとかなるのに、電話とオンライン会議だけは今も怖い」。社会人の留学相談でいちばん多い悩みのひとつです。そしてこれは、英語力そのものより条件の問題であることが少なくありません。

電話や会議では、口の動きが見えず、身振りも使えず、回線の都合で音が痩せます。対面で無意識に頼っていた手がかりが一気に消えるので、同じ英語力でも聞き取れる割合が落ちる。つまり、対策は「英語をもっと勉強する」ではなく、手がかりが少ない状態に慣れる訓練です。

なぜ電話と会議だけ難しいのか

崩れる理由を分解すると、だいたい次の4つに収まります。

  1. 口元が見えない。 対面では無意識に唇を読んでいます。音声だけになると、その補助がなくなります。
  2. 音が圧縮される。 通話回線は高い周波数を削るため、s と f、t と p のような子音が潰れやすくなります。
  3. 割り込みのタイミングが読めない。 対面なら息継ぎや視線で入る隙が分かりますが、音声だけだと分かりません。
  4. 沈黙が長く感じる。 実際には2秒でも、画面越しだと10秒に感じ、焦って崩れます。

どれも語彙力の問題ではありません。慣れの問題なので、慣れる練習をすれば下がります。

留学中に組める練習メニュー

マンツーマン授業は、この訓練に向いています。講師に頼めば条件を作れるからです。頼み方の例も添えておきます。

練習やり方講師への頼み方
顔を見ない会話椅子を背中合わせにして5分話す"Could we sit back to back and just talk?"
数字と固有名詞の聞き取り日付・金額・名前を読み上げてもらい書き取る"Please read numbers and names for dictation."
割り込みの練習講師に長く話してもらい、途中で入る"Please keep talking so I can practice interrupting."
模擬会議議題を決めて、報告と質疑を通しでやる"Can we do a mock meeting? I will report, you ask questions."

とくに効くのが数字と固有名詞のディクテーションです。会議で致命傷になるのは長い議論の理解ではなく、金額を一桁聞き違えること、相手の名前を取り違えることです。ここは短時間で確実に改善できます。

背中合わせの練習は簡単そうに見えて、初回はかなり効きます。視覚の手がかりが消えるだけで、いつも聞き取れていた表現が急に分からなくなる — その体験自体が、本番前の予防接種になります。

会議で使う型を10個だけ持つ

会議英語は、実は使う表現の幅が狭い分野です。次の場面に1つずつ言い方を用意しておけば、大半は回ります。

  • 聞き取れなかった — "Sorry, could you repeat the last part?"
  • 確認する — "Just to make sure, you mean 〜, right?"
  • 割り込む — "Can I add one thing here?"
  • 時間を稼ぐ — "Let me think for a second."
  • 結論から言う — "In short, 〜 ."
  • 保留する — "I'd like to check and get back to you."
  • 議題を戻す — "Can we come back to the first point?"
  • 賛成する — "I agree with that, and I'd add 〜 ."
  • 反対する — "I see it a bit differently."
  • 締める — "So the next step is 〜 . Is that correct?"

暗記する必要はありません。留学中のマンツーマンで実際に使ってみて、口が覚えるまで回す。 これが「知っている表現」を「出てくる表現」に変える唯一の道です。

環境の準備も実力のうち

英語の問題だと思っていたものが、機材と回線の問題だったというケースもあります。

  • 有線のイヤホンマイクを持っていく。 ワイヤレスは便利ですが、混雑した環境では音が途切れることがあります。
  • 通信環境を先に確かめる。 学校のWi-Fiと現地SIMの使い分けについてはフィリピン留学の通信環境にまとめています。
  • 静かに話せる場所を確保する。 個室や会議室を時間で借りられるかは学校によって運用が異なるので、業務上どうしても必要なら申込前に確認してください。

帰国後に落とさないために

会議英語は、使わなければ数か月で鈍ります。帰国後は「週1回、英語で5分話す場面」を意図的に作ってください。オンライン英会話でも、社内の英語会議への同席でも構いません。維持の具体策は帰国後の英語維持ルーティンに整理しています。

よくある質問

Q. 留学は何週間あれば会議英語に効きますか?

個人差はありますが、8週間あればマンツーマンで模擬会議を20回以上回せます。回数を重ねるほど「詰まっても止まらない」感覚が身につきます。目標の分解方法は留学目標の立て方を参考にしてください。

Q. フィリピン人講師の英語で、会議の練習になりますか?

なります。会議で必要なのは特定の訛りに慣れることではなく、聞き返し・確認・割り込みの手順を体に入れることです。訛りについての考え方はフィリピン英語の訛りは問題かにまとめています。

Q. 業務中の会議に留学先から参加できますか?

時間帯と通信環境が合えば可能です。ただし授業時間と重なる場合の扱いは学校ごとに異なるため、事前に相談しておきましょう。

まとめ

電話と会議が苦手なのは、英語力の不足ではなく条件への不慣れです。手がかりを減らした練習を積み、型を10個持ち、環境を整える。この3つで多くは解決します。ビジネス英語に強い学校を探すならCAESA加盟8校から比較して、詳しくはお問い合わせからどうぞ。

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