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帰国後に英語試験を受けるなら|逆算の準備

帰国後に英語試験を受けるなら|逆算の準備
Photo: CNEcija12345 / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

「留学してから試験を受けます」という計画は、順序としては自然です。ところが実際には、帰国後に受験するタイミングを決めていない人が多く、結果として最も伸びている時期を逃してしまいます。

英語力は帰国した瞬間から落ち始めます。落ち方は緩やかですが、確実です。だからこそ受験日を先に決めて、そこから逆算するのがいちばん確実な進め方になります。

この記事では、受験日を起点に、出発前・現地・帰国後の3区間で何をするかを時系列で並べます。受験の申込方法、実施日程、料金は試験ごとに異なり、変更されることもあります。必ず公式の案内をご確認ください。 また、留学によって特定のスコアが取れるという保証はありません。

まず受験日を仮決めする

目安は帰国後2〜6週間です。理由は2つあります。

  • 直後すぎると、時差と疲労で本来の力が出ません
  • 2か月以上空けると、話す感覚が鈍り始めます

この幅の中で、実際に受験できる日程を選びます。試験によっては申込期限が受験日のかなり前に設定されているため、日程と締切は留学の申込と同じ時期に調べておいてください。

時系列でやること

出発前 — 現在地を測る

現地に着いてから現在地を測ると、貴重な初週を消費します。出発前にやっておくこと。

  1. 模試を1回受ける。 公式の模試でも市販の問題集でもかまいません。数字より、どの技能が足を引っ張っているかを知るのが目的です
  2. 試験の形式を頭に入れる。 出題形式を知らないまま現地に行くと、講師に何を頼めばいいか分かりません
  3. 弱点を1〜2個に絞る。 全部やろうとすると、どれも中途半端になります

準備の全体像は留学準備3ヶ月ロードマップにまとめています。

現地 — 期間の使い分け

留学期間中、試験対策だけをやるのは効率が悪い場合があります。試験の点数は、土台の英語力の上に乗るものだからです。期間別の配分の目安です。

期間前半後半
4週間弱点技能に集中形式に慣れる
8週間土台(話す・聞く)を厚くする試験形式の演習
12週間土台を作り直す形式演習と時間管理

とくにスピーキングのある試験では、マンツーマンで話す量を稼ぐこと自体が対策になります。形式の練習は後半に寄せて構いません。

講師への頼み方の例です。"I will take the test after I go home. Could we do speaking practice now, and start the test format from week five?"

学校に試験対策のコースがあるか、途中でコースを変更できるかは学校ごとに異なります。申込前に確認してください。IELTSを想定している方は大人のクラークIELTS対策も参考になります。

帰国直前 — 落とさない準備

最終週にやっておくと、帰国後がまったく違います。

  • 訂正ノートを整理する。 数週間分の訂正を、使う場面ごとに並べ直す
  • 自分の音声を残す。 最終週に5分の録音を取っておくと、帰国後の基準になります
  • 弱点の一覧を作る。 講師に「まだ弱いのはどこか」を聞いて書き留める
  • 受験日までの週次計画を、現地にいるうちに作る

最後の項目が重要です。帰国して日常に戻ってから計画を立てようとすると、たいてい立ちません。まだ英語モードにいるうちに、紙にしておいてください。

帰国後 — 受験日までの数週間

やることは3つだけです。

  1. 形式演習を週2回。 時間を測って通しで解く。ここは量より、同じ条件で繰り返すことが大事です
  2. 話す機会を週2回。 オンライン英会話でも構いません。スピーキングは間を空けると一気に鈍ります
  3. 訂正ノートを週1回音読する。 現地で直された表現を、口に戻す作業です

生活が戻ると時間は取れなくなります。週の中に3つの枠を先に確保してから、他の予定を入れてください。維持の具体策は帰国後の英語維持ルーティンにまとめています。

よくある質問

Q. 留学中に現地で受験できますか?

試験によっては現地の会場で受験できる場合がありますが、日程・申込方法・空き状況は試験と時期によります。公式の案内で確認し、学校にも相談してください。

Q. 何週間の留学ならスコアに効きますか?

現在のレベルと目標の差によります。一般には8週間以上あればまとまった演習量が取れますが、特定のスコアを保証できるものではありません。 期間ごとの目安は4週・8週・12週の比較をどうぞ。

Q. 会話コースと試験コース、どちらを取るべきですか?

受験日までの期間と、現在のレベルによります。判断の軸は試験コースか会話コースかに整理しました。

Q. 帰国後に受験日をずらしてもいいですか?

延ばすほど力は落ちる、という前提で判断してください。準備不足を理由に延期して、結局受けなかったという例は少なくありません。

まとめ

順番はこうです。受験日を先に決める → 出発前に現在地を測る → 現地は前半で土台、後半で形式 → 帰国前に週次計画を作る → 帰国後は3つの枠を守る。 逆算さえできていれば、留学で伸びた分をそのまま数字に乗せやすくなります。試験対策の相談はCAESA加盟8校を確認のうえお問い合わせからどうぞ。

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