マンツーマン授業を200%活かす頼み方

マンツーマン授業を受けているのに、教材の順番通りに進めるだけで終わっていないでしょうか。同じコマ数のマンツーマンでも、講師への頼み方ひとつで得られる伸びしろは大きく変わります。今回は、遠慮せず要求していい5つのことを、実際に使えるフレーズとあわせて紹介します。
マンツーマンなのに「もったいない」使い方をしていないか
グループ授業では、教室全体のペースに自分を合わせる必要があります。しかしマンツーマンでは、その制約がそもそも存在しません。授業は完全にあなたの弱点のために組み立てられるべきものです。それにもかかわらず、多くの生徒が「先生に任せておけばいい」と受け身のまま座ってしまいがちです。
1:1だからこそ「お客様」でいい理由
マンツーマンの料金には、あなたに合わせてカスタマイズする対応がすでに含まれています。講師にとっても、生徒から具体的な要望をもらうほうが、何を教えるべきかが明確になり、指導しやすくなります。遠慮は、実は誰の得にもなりません。
要求していい5つのこと
- 間違いは全部止めて直してほしい — 会話のテンポを優先する講師もいるため、最初に「多少不自然に感じても、すべての間違いをその場で止めて直してください」と伝えておく("Please stop me and correct every mistake, even small ones.")
- 同じ間違いのパターンを教えてほしい — 週の終わりに「今週、私がよくした間違いは何ですか」と聞く("What mistakes did I repeat this week?")
- 教材を自分の目的に寄せてほしい — 一般的な会話教材ではなく、自分の仕事のシチュエーションを題材にしてもらう
- 話す比率を増やしてほしい — 講師の説明が長いと感じたら「もっと私に話させてください」と伝える("Can I talk more and you talk less?")
- メモや録音を取らせてほしい — 授業中に出てきた表現をメモし、可能であれば録音して復習に使う
遠慮してしまう人へ
「細かい要望を出すと嫌がられるのでは」と感じる人は少なくありません。しかし1:1のレッスンはもともと、生徒の目的に合わせてカスタマイズすることが前提の仕組みです。具体的な要望を伝えるほど、講師も的確に指導できるようになります。うまく英語で言えなくても構いません。片言でも、身振りでも十分に伝わります。
学校のスタイルによる違い
学校のスタイルによって、カリキュラムの柔軟性には差があります。スパルタ系は時間割やカリキュラムが決まっている場合が多い一方、自律系の学校は生徒主導のカスタマイズがしやすい傾向にあります。自分に合ったスタイルを知りたい方はスパルタvsセミvs自律型|自分に合う語学学校の選び方を参考にしてください。
ビジネス英語・試験対策なら特に有効
目的特化の要望が最も効果を発揮するのが、ビジネス英語や試験対策の分野です。会議や電話対応が苦手な人は社会人のビジネス英語はクラークで短期集中 — 会議・電話で固まる人へ、スコアを重視する人は大人のためのクラーク IELTS対策 — 本当に必要なバンドスコアを取るもあわせて参考にしてみてください。
要望を伝えるときのコツ
- 初日のカウンセリングで、自分の弱点をはっきり伝える
- 週1回程度、進捗と要望をすり合わせる時間を作る
- その日出てきた表現をメモし、次の授業に持ち込む
FAQ(よくある質問)
講師に細かい要望を出すと嫌がられませんか?
心配は不要です。マンツーマン授業は生徒の目的に合わせてカスタマイズすることが前提の仕組みなので、具体的な要望を伝えるほど講師も指導しやすくなります。
英語で要望をうまく伝えられません。
簡単な単語や身振りでも十分伝わります。むしろ「うまく言えないから直してほしい」と伝えること自体が良い練習になります。
講師を途中で変えてもらうことはできますか?
多くの学校でクラス変更や講師変更の相談窓口があります。相性が悪いと感じたら、遠慮せず早めにスタッフに相談しましょう。
グループ授業でも同じように要望を出せますか?
グループ授業は他の生徒のペースもあるため、個別要望への対応には限界があります。深い個別対応を求めるなら、マンツーマンの比率が高い学校を選ぶのが近道です。
マンツーマンは、受け身で座っているだけではもったいない仕組みです。自分の弱点を言葉にして伝えるところから、本当の意味での「200%活用」が始まります。
