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英語初心者のフィリピン留学|最初の4週の組み方

英語初心者のフィリピン留学|最初の4週の組み方
Photo: WE Academy / CAESA加盟校提供

結論から書きます。英語初心者がフィリピン留学でつまずくのは、授業が難しいからではありません。最初の2週間で「授業の受け方」が決まらないまま進んでしまうからです。

マンツーマン授業は、生徒の現在地から始められるのが利点です。ただしそれはこちらが現在地と希望を言えたときに機能します。何も言わなければ、講師は標準的な進め方で教科書を進めるしかありません。初心者ほど、ここで差が出ます。

この記事では、4週間を1週目・2週目・3〜4週目に分けて、何を決めて何を頼むかを並べます。「行けるのか」という手前の不安については英語初心者の社会人でも留学できるかをご覧ください。

出発前に決めておく三つ

現地に着いてから考えると、最初の数日を消耗します。先に決めておくのは次の三つです。

  1. 使う場面を一つ書き出す(空港・会議・買い物・雑談のどれか)
  2. 苦手の自覚を言葉にする(聞き取れない/単語が出ない/文が作れない のどれか)
  3. 伸ばしたいのは話す量か、正確さかを決める

これを英語で言えなくても構いません。日本語で紙に書いて持っていけば十分です。初週に講師と共有すれば、授業の中身が変わります。

1週目 — 授業の速度と訂正の仕方を決める

初週にやることは、英語の勉強そのものよりすり合わせです。具体的には次の四つを講師に伝えます。

伝えること伝え方の例
速度ゆっくり話してほしい。繰り返してほしい
訂正その場で直してほしい/文の最後まで待ってほしい
教材今のレベルに合っているか、難しすぎないか
沈黙考える時間がほしいときは待ってほしい

「訂正をどのタイミングでしてほしいか」は、初心者ほど効きます。 話すたびに止められると文が作れなくなり、まったく直されないと間違いが固まります。自分に合う形を初週に決めてください。初週の進め方は留学初週の授業|講師と決める速度・教材・訂正に詳しくまとめています。

2週目 — 授業数を見直す

初心者がよく陥るのが、1日のコマ数を詰めすぎて疲れ切るパターンです。マンツーマンは集中力の消耗が大きく、話す量が多いぶん自習の時間も要ります。

  • 授業の直後に何も頭に残っていない感覚があるなら、コマ数が多すぎます
  • 授業中に自分が話した時間が半分に満たないなら、進め方を変える余地があります
  • 復習の時間が取れていないなら、授業を減らしたほうが結果は良くなります

授業数を調整できるかは学校の方針によります。固定コースのみの学校もあるため、申し込み前に「授業数を変えられるか」を確認しておいてください。 授業の使い方はマンツーマン授業を200%活かす頼み方にまとめました。

3〜4週目 — 単語を授業につなげる

初心者が最も速く効果を感じるのは語彙です。ただし、単語帳を眺めるだけでは会話で出てきません。使う場面に紐づけるのが近道です。

  1. その日の授業で言えなかった日本語をメモする
  2. 寮で調べて、英語にする
  3. 翌日の授業で自分からその単語を使う
  4. 講師に自然な言い方かどうか確認してもらう

この循環を回すと、覚えた単語が「使った単語」に変わります。大人向けの手順は大人の単語の覚え方|留学中に効く手順に整理しました。

授業外の時間をどう使うか

初心者ほど、授業外の使い方で差が出ます。授業は決まった時間しかありませんが、それ以外は自分で決められるからです。

時間帯向いている使い方
授業の直前前回のメモを読み返す。今日話したい話題を一つ決める
授業の直後言えなかったことを書き出す。記憶が新しいうちに
夕方翌日の授業で使う表現を3つだけ用意する
夜音読。発音を直された部分を声に出して戻す

「たくさんやる」より「毎日同じ時間に少しやる」ほうが、4週間では効きます。初心者の場合、学習時間を増やすより同じ内容を繰り返す回数を増やすほうが定着します。

行き詰まったときに見るところ

3週目あたりで、伸びが止まったように感じることがあります。ほぼ全員が通る段階です。確認するのは次の四つです。

  1. 授業中に自分が話している時間は増えているか(減っていたら進め方を変える)
  2. 同じ間違いを繰り返していないか(メモを見返す習慣があるか)
  3. 睡眠が足りているか(疲れていると記憶が残りません)
  4. 目標が大きすぎないか(1週間で扱える大きさに割り直す)

講師に「伸びている気がしない」と伝えるのは有効です。 進め方を変える判断材料になります。言いにくければ、紙に書いて渡しても構いません。

初心者が気にしなくていいこと

  • 文法を完璧にしてから話す必要はありません。 間違えた文を直してもらうほうが速く進みます
  • フィリピン人講師の英語で大丈夫かという不安は、授業の受け方とは別の話です。発音の指導や訂正は、講師の訓練の中身で決まります
  • 周りが上手に見えることは、ほぼ全員が最初の週に感じます。比べる相手は先週の自分です

なお、学校は点数や上達を保証しません。 「初心者が◯週間でこうなる」と断言する説明には、根拠を確認してください。

4週間で現実的に届く範囲

目安として、初心者が4週間で取り組めるのはこのあたりです。

  • 自分のことを英語で2〜3分話せる状態にする
  • 聞き返す・言い換えてもらう表現を使えるようにする
  • 日常の場面(買い物・注文・道を聞く)で止まらずに済ませる
  • 帰国後に続ける学習の形を一つ持ち帰る

「ペラペラになる」ではなく、次の段階に進める状態にするのが4週間の現実的な到達点です。

逆に、4週間では届きにくいものもはっきりしています。専門分野の議論、速い雑談への割り込み、長い文章を書き分けること——このあたりは土台ができてからの話になります。届かない範囲を先に知っておくと、3週目に落ち込みません。 「できなかった」ではなく「まだ順番が来ていない」と扱えるからです。

学習まわりの記事は学習の記事一覧からまとめて読めます。

注意しておきたいこと

  • コース内容・1日のコマ数・教材は学校ごとに違います。登録前に個別にご確認ください
  • レベル分けの基準も学校によって違います。「初級」の指す範囲が同じとは限りません
  • 授業数の変更が途中でできるかは学校の方針によります。申し込み時に確認してください

まとめ

  • つまずくのは授業の難しさではなく、最初の2週間ですり合わせができていないこと
  • 出発前に「使う場面・苦手の自覚・話す量か正確さか」を日本語で書いて持っていく
  • 1週目は速度・訂正・教材・沈黙の四つを講師と決める
  • 2週目に授業数を見直す。復習の時間が取れないなら減らす
  • 3〜4週目は、言えなかった日本語を翌日の授業で使う循環を回す

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