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ビジネス英語は自分の資料で|教材の作り方

ビジネス英語は自分の資料で|教材の作り方
Photo: Beeveevee / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

ビジネス英語のコースを受けたのに、帰国して最初の会議でまた黙ってしまった。この相談は毎年いただきます。

原因はほぼ同じです。教材に出てくるのは「一般的な会議」で、自分が詰まるのは「自分の会議」だからです。ここでは、渡航前に手元の資料から教材を作る手順を書きます。特別なスキルは要りません。必要なのは、A4で数枚分の準備だけです。

なぜ市販の教材では詰まる場所に届かないのか

市販教材の会議は、議題が明確で、話者が順番に話し、専門用語が出てきません。実際の会議はその逆です。

  • 議題が途中で変わる
  • 相手が3人同時に話す
  • 業界特有の略語が前提なしに飛ぶ
  • 数字と条件が同じ文に入る

この4つはすべて、素材を自分の仕事から取れば再現できます。 講師は業界の専門家ではありませんが、「この英語が自然かどうか」「今の説明が伝わったかどうか」は判断できます。それだけで十分です。

持ち込む素材は5種類

多く持っていくほどよいわけではありません。この5種類を各1〜2点、合計でA4数枚分が現実的な分量です。

素材授業での使い方注意
自分が書いた英文メール3通添削と、書き直しの理由の説明社名・金額・個人名は伏せる
よく使う社内資料の1ページ口頭で3分の説明に変換する練習図表は数字を置き換える
過去の会議の議題リスト議題ごとに発言の型を作る発言内容は自分の分だけ
業界の略語リスト20語略語なしで説明する言い換え訓練—
想定される質問10個即答の練習—

機密の扱いは、渡航前に済ませる

ここは省略しないでください。社名・取引先名・金額・人名・図面は、資料を作る段階で置き換えます。

  • 社名 → 「a manufacturing company」など業種だけ
  • 金額 → 桁だけ残して数字を変える
  • 人名 → 役職に置き換える

置き換えても、練習したい構文と語彙は残ります。逆に言えば、伏せると成立しない資料は持ち込むべきではありません。 会社の規定がある場合は、規定を先に確認してください。

講師への渡し方と、1コマの使い方

初日にまとめて渡すのではなく、授業のたびに1点ずつ渡すほうがうまく回ります。

  1. 冒頭2分で「今日はこの資料で、この場面を練習したい」と伝える
  2. 自分が説明する(録音の可否は講師に確認)
  3. 講師が「伝わらなかった箇所」だけを指摘する
  4. 同じ説明をもう一度、直した形でやる
  5. 最後の3分で、次回に持ち越す表現を3つ決める

「文法よりも、伝わらなかった箇所を優先して直してください」と最初に頼んでおくと、この形になりやすいです。初週のすり合わせ方は講師と決める速度・教材・訂正に、頼み方の型はマンツーマン授業を活かす頼み方にまとめました。学習法の記事は学習の記事一覧からどうぞ。

場面別に、どの記事とつなげるか

自分の資料で作れる練習には、得意な領域と苦手な領域があります。

まとめ

ビジネス英語の教材は、買うものではなく、自分の仕事から作るものです。5種類の素材を数枚分そろえ、機密は渡航前に伏せ、授業ごとに1点ずつ渡す。この形にすると、帰国後に「その場面がまた来る」ため、練習が消えずに残ります。働きながら期間を確保する方法は働きながらの時間設計術をご覧ください。

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